健康情報活用基盤 (PHR : personal health record)の実証事業において、経済産業省は2009年8月から整備中のPHRシステムを利用して、個人の健康状態に合った健康サービスの提供として実証試験を行っていく。
健康情報活用基盤(PHR)を用いた実証事業においては、総務省、厚生労働省、経済産業省をまたいで事業が行われている。
2008年から3ヵ年で行われることになっていて、2008年は運用ルールと仕様が示されている。
健康情報の電子的活用
① 個人の健康情報の管理と提示により病歴や体質に応じた医療提供
② 異なる医療機関間で継続性ある医療提供
③ 疾病情報や臨床データ分析による根拠に基づく医療提供
生涯を通じた健康管理とレセプト完全オンライン化による医療分野の情報化が大切
2010年度までに個人の健康情報を「生涯を通じて」把握できる基盤を作り
厚生労働省
これまでに・・・
・Web型電子カルテの導入補助と地域における面的連携支援
・HPKI(Healthcare Public Key Infrastructure:保健医療福祉分野の公開鍵基盤)による文書の真正性確保
・インターネットを安全に利用する方策の提言により、費用負担を軽減しつつ安全なネットワークを明示
→ 標準化された、安全性の高い診療情報ネットワーク基盤の構築をモデル化
総務省
→ 安全かつ効率的なネットワーク化
→ 患者個人のアクセサビリティを保証する認証基盤の整備
経済産業省
→ フィットネス事業等の健康産業
→家庭用健康機器等から出力される健康情報のデータ形式等の標準化
→個人が入手した健康情報を安全に管理しておく仕組みの確立
沖縄県浦添市では、2009年8月からフィットネスクラブと医療機関がデータベースを利用し、個人の健康状態に合った運動プログラムを提供する実証試験に着手するという。
医療機関が運動処方箋を作成し、フィットネスクラブが運動処方箋に沿った運動プログラムを提供することになっている。
アクセサビリティの問題や個人情報保護などいろいろ考えなくてはならない問題もあると思うが、フィットネスまで管理されるのはちょっと勘弁してほしいと思う人もいるのではないだろうか。