【英国のインフルエンザ汎用ワクチン開発:臨床段階】
マウスを用いた実験では、新型インフルエンザウイルスに変異する可能性が高い高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1、Aソ連型、A香港型の3種共通の内部たんぱく質を調べ、ワクチンを作製し、免疫に関与する人間の遺伝子を組み入れたマウスに接種したところ、ウイルス3種をマウスに感染させても症状が表れず、増殖も抑えたという。
英国ではすでに、「universal flu vaccine:インフルエンザ汎用ワクチン」として臨床試験も行われているという。http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/7577501.stm
【UMN‐0501(UMNファーマ):オーファンドラッグ】
通常のワクチン製造で用いられる鶏卵細胞ではなく、蛾の細胞を培養して製造する遺伝子組み換え技術を応用した新型インフルエンザ予防ワクチン。
細胞培養による新型インフルエンザ(H5N1)の予防ワクチン
短期間で大量に生産することが可能として開発中。
【厚生労働省研究班の鼻に吹きつける新ワクチン】
すばやく対応できる新ワクチンを厚生労働省研究班が開発した。
新ワクチンは鼻に吹きつけるだけなので、注射器などがいらず、途上国でも使いやすい。マウスとサルで効果を立証した。
人での治験を2010年から始める予定だ。
研究班長の長谷川秀樹・国立感染症研究所感染病理部第二室長らは、ベトナムで04年に高病原性鳥インフルエンザH5N1に感染した患者から得たウイルスを使い、病原性をなくす処理をした。これに、粘膜の免疫を刺激する補助剤をまぜて新ワクチンをつくった。 これは、粘膜を刺激し、粘膜の外に抗体を分泌する免疫反応を起こさせる。鼻腔に入ったウイルスが粘膜にくっつく前に、この抗体が撃破する。
従来の抗体と働き方が違うため、遺伝子の細かな違いにかかわらず防御効果を発揮するのが特長だ。新型ウイルス登場前に製造でき、発生直後からすばやく対応できる。