日本薬学会から「医療用医薬品の有効成分の一般用医薬品への転用に係る候補成分検討調査報告書」が提出された。これによると18のスイッチ成分候補が挙げられている。
逆の見方をすると、ここに挙げられた成分以外については当面スイッチ化されないととってもいいかもしれない。
今後、厚生労働省では7月17日までに、日本医学会及びその分科会107団体からスイッチが適当かどうかの意見を求める。その結果を参考に薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会において、OTCへの転用を推進する成分が決められていく予定。
18の候補成分の一覧
フルルビプロフェン(貼付) 経皮 抗炎症薬
ナジフロキサシン(外用) 経皮 抗菌薬含有製剤
レバミピド(経口) 内服 胃粘膜保護薬
コレスチミド(経口) 内服 コレステロール吸収阻害薬
ベンダザック(外用) 経皮 抗炎症薬
クロベタゾン酪酸エステル(外用) 経皮 副腎皮質ステロイド
トラニラスト(点眼) 点眼 抗アレルギー性点眼薬
アンレキサノクス(点鼻) 点 鼻 抗アレルギー性点鼻薬
オフロキサシン(点眼) 点眼 抗菌薬含有製剤
ノルフロキサシン(点眼) 点眼 抗菌薬含有製剤
オメプラゾール(経口) 内服 プロトンポンプ阻害薬
ラベプラゾールナトリウム(経口) 内服 プロトンポンプ阻害薬
ランソプラゾール(経口) 内服 プロトンポンプ阻害薬
デキサメタゾン(口腔内用) 粘膜 副腎皮質ステロイド
アルファカルシドール(経口) 内服 ビタミンD3製剤
カルシトリオール(経口) 内服 ビタミンD3製剤
ドンペリドン(経口) 内服 消化管運動調整薬
フドステイン(経口) 内服 去痰薬
予想される効能としては、コレスチミド(健康診断等で指摘された境界領域の高LDL コレステロール血症)、アルファカルシドール及びカルシトリオール(軽度の骨密度低下を健康診断で指摘された者での骨粗鬆症の発症の予防)などもしかすると、「健康診断」や「骨粗鬆症」、「発症の予防」といったWordも入ってくる可能性があり、今後のOTC医薬品の効能の考え方の参考ともなる可能性があるので注目したいところである。