高齢者医療制度の見直しが検討され、今年秋以降、議論を具体化していく予定。
【現行】
~64歳 : 3割負担
65歳~69歳 : 3割負担
70歳~74歳 : 1割負担(2割負担凍結)
75歳以上 : 1割負担
【2010年度からの改訂案】
~64歳 : 3割負担
65歳~69歳 : 2割負担
70歳~74歳 : 2割負担
75歳以上 : 1割負担
窓口負担が1割に据え置かれている、現在70~74歳の人(つまり2010年度以前に70歳になり現在1割負担となっている人)については、制度上1割負担で済む75歳になるまで軽減を続けるので、原則、負担増となる人はいない。
65~69歳の負担を軽くする半面、70~74歳を2割とすることで、巨額の財源は不要とみている。
与党の高齢者医療制度の見直しに関するプロジェクトチームも厚生労働省に足並みをそろえている。