日本の製薬業界では最大手の武田薬品工業が昨年5月、米バイオベンチャーのミレニアム・ファーマシューティカルズを買収したほか、第一三共も11月にするなど、海外企業へのM&Aで攻勢をかけている。
医療費抑制をにらんだ国内の薬価引き下げで日本の医薬品市場が頭打ちとなる中、新薬メーカーは海外に活路を求めるているが、問題もいろいろと起きている。
米バイオベンチャーのミレニアム・ファーマシューティカルズを買収した武田薬品工業に続き、インドの製薬最大手ランバクシー・ラボラトリーズを買収した第一三共。
この前、武田薬品工業が糖尿病薬の臨床データが不備ということで許可が遅れるとの情報から株価がストップ安になったばかりだが、インドのランバクシー・ラボラトリーズのデータに虚偽があるとの判定が米国で出された。このデータを使って承認申請していた製品を取り下げる方針を明らかにしたことにより一時第一三共株が急落した。
世界をみると、ファイザー(米国)がワイス(米国)を買収することで合意、メルク(米国)がシェリング・プラウ(米)に動いているとの情報もある。2010年問題ともからみ、日本の製薬産業も正念場にきているような気がする。