日本糖尿病学会が2月19日、診断基準にヘモグロビンA1c(HbA1c)の導入をする方向で検討委員会の設置をしていることがわかった。ヘモグロビンA1c(HbA1c)は、ヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が長いため、過去1-2カ月の血糖状態を把握できる。
糖尿病の診断で使われている血糖値は食事や運動の影響を受けやすく、検査前の一時的な節制や過食でも簡単に数値が変わるため、
空腹時血糖値が血液126mg/dl以上または食後血糖値(ブドウ糖負荷後2時間血糖値)が血液200mg/dl以上の場合、糖尿病と診断されるが、血糖値は検査前数日の食事や運動の影響が強く表れるため、変動が大きい。
世界保健機関(WHO)や米国糖尿病学会もHbA1c(ヘモグロビン・エィワンシー)を診断基準に導入する検討を進めている。
難点は、ヘモグロビンに異常があると正しい血糖状態が分からなかったり、検査費用が割高になるという問題がある。
どのような形になっていくのか注目である。