改正薬事法の施行を6月に控え、第3類以外の一般医薬品の通信販売禁止が確実視されている。
政府インターネットテレビの20チャンネル「暮らしの安全・安心」の中に 「販売制度が変われます」 (1月20リリース)に説明動画が掲載している。
http://nettv.gov-online.go.jp/index.html
しかし、その前の1月17日、「一般用医薬品の通信販売継続及び安全な販売環境の整備を求める緊急会議」が開催されている。
通信販売利用者6人、楽天や日本オンラインドラッグ協会などの販売関係事業者4人がディスカッションに参加し、一般用医薬品の通信販売継続及び安全な販売環境の整備を求める緊急会議が開かれている。
http://www.iyakuhin-tuhan.com/
「一般用医薬品の通信販売継続及び安全な販売環境の整備を求める緊急会議」の結果報告について
http://www.iyakuhin-tuhan.com/news/news01.pdf
当該ブログで既に昨年指摘していたとおり、
http://yakuji.exblog.jp/9102598/ 、通信販売規制反対派は一般用医薬品の通信販売の継続を可能とするためには、どのような安全な販売環境整備が必要かなどを検討に方向に舵を切った。
当初は、ほぼパブリックコメントの内容で省令が出される可能性が高いと思われるが、そうなると、今さら緊急会議を開いても・・・という感じでさほど重要でもないニュースだと判断していたが、本日1月23日の閣議後記者会見で、舛添校正労働大臣はインターネット販売に関する大臣直属の検討会の設置する考えを示したことから、大きな意味を持つものになってきた。
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012301000329.html (47NEWS 2009.1.23)
舛添校正労働大臣は、一般用医薬品のネット販売については、賛成派・反対派それぞれいると思うが、「両派の意見をよく聴き、国民的議論にしたい。検討会の結果、(ネット販売の結論が)変わることもあり得る」としている。
それと、ここにきての政府インターネットテレビへの改正薬事法広報、緊急会議の開催といった動き、改正薬事法のスケジュールからみて、来週には政令に続いて改正薬事法の省令がいよいよ出てくるのではないかと予想できる。(読み間違いかもしれないが、状況から考えると、そう読むのが普通のような気がする)