デジタルサイネージとは、東京の山手線や中央線の車内を想像してもらえばピンとくるかもしれない。ディスプレイ表示するコンテンツやそのコンテンツの通信をデジタル技術で制御する「ディスプレイ広告」または「ディスプレイ公告」のことである。何気なく見ている人もいるのではないだろうか。
デジタルサイネージには次のようなメリットがあげられている。
・まずは、そのインパクト! 動画と音声を配信できるから、注目度抜群である。
・配信情報内容が自由に更新ができる。
・リアルタイムなキャンペーンなどの情報配信が可能。
・交換、取り替えの手間が必要ない。
・同じ画面で複数の情報を表示できるため、費用削減も見込める。
薬局をはじめ、医療機関でもいろいろと使えるのではないだろうか。
薬事法改正で医薬品の適正使用が重要視されてきている。そこで服薬指導や医薬品の説明にデジタルサイネージが使えないだろうか。医薬品の適正使用の啓発に一役かってくれそうな気がする。
メーカーとしても情報表示、情報提供といった形でいろいろな情報を提供することができる。薬局ではデジタルPOPというような形で医薬品の広告が流されていたりする。
これを、医薬品のリスク区分の説明や服薬指導の説明としても面白いのではないだろうか。
サービスということを考えたときに、「金」「物」「情報」「時間」が思い浮かぶ。
金や物としての直接的なサービスにはならないが、わかりずらい情報が目と耳から入ってきて、しかもちょっとしたすきま時間でみれる。
これからの時代、キーワードのヒントになるようなものとして、「すきま時間の情報サービス」があるような気がする。
いかに相手の貴重な時間を邪魔せずに、効率よく情報を提供し、情報商品である医薬品の購入につなげていく。
そのためにも、興味あるコンテンツを考えていくというのが重要になってくるのであろう。メーカー・販売店・お客様、この3者がWin-Win-Winの関係になれるような仕組みを考えていくことが大切なのであろう。