厚生労働省は10月15日に「審議参加に関する遵守事項の検証・検討委員会」を開催し、医学部・薬学部の教授などを対象に行った利益相反の認識を探るアンケート調査の中間報告を提示した。
アンケートは、厚生労働科学研究班が43大学の215人の教授を抽出し、8月26日~9月16日に実施し、112人から回答を得ている。
それによると、私立医学部・薬学部の教授や准教授が製薬企業から奨学寄附金を受け取っていた場合、約3割が「各種判断にバイアスが生じる」と回答していた。
その一方、国公立医学部教授では約1割がバイアスの影響を感じ、薬学部では1割に満たなかった。
直近の1年間で、教授が企業から受け取った奨学寄附金や講演料などを合わせた「寄附金総額」のうち、最高額は私立医学部の「951~1000万円」が1人、続いて
「451~500万円」が3人だった。多数を占めたのは、「50万円以下」で21人、「受領なし」は24人。
このバイアスを大きいとするか、小さいとするかは人により意見がわかれるところであろうが、私立のほうがバイアスが高くなっているというのは予想どおりなのであろうか。
あとは、医学・薬学の専門家の良識の範囲というものを信じたいところである。