ヒトの胃に生息するヘリコバクター・ピロリ菌(H.pylori)が、小児の喘息発症リスクを最大50%低減させることが新しい研究で示された。
今回の研究は、1999~2000年に米国立健康統計センターが実施した第4回米国民健康栄養調査(NHANES IV)の対象となった小児7,412人のデータを収集。
1990年代に出生した小児の5.4%がピロリ菌陽性であったが、3~13歳でピロリ菌をもっている小児は、もっていない小児に比べて喘息を発症する率が59%低いという結果が得られた。
ピロリ菌は、小児にとっては疾患の予防となるが、大人にとっては胃潰瘍などの原因となり害になるものかもしれない。
今まで、胃潰瘍の原因などで悪の代名詞みたいに言われてきたピロリ菌であるが、意外な一面があるのかもしれない。