厚生労働省の「食品の安全性に関する情報提供のあり方懇談会」の初会合が開かれているが、食品の安全性情報を国民に正確に伝達するために『食品リスク』の情報提供のあり方をテーマに検討されている。
これは食品の安全性(食中毒、残留農薬、健康食品など幅広く議論)について国民が正確に理解できる環境を整え、健康被害拡大や風評被害を防ぐ狙いがある。
1~2ヶ月に1回のペースで会合がもたれ、2009念3月に報告書がまとまるという。
この中には、「行政による調査結果の公表方法」に関する提言が盛り込まれる予定であり、東京都の健康食品試売調査結果などの公表にも影響がでてくる可能性がある。
メディアの報道姿勢も議論の焦点の一つになりそうであり、厚生労働省は「メディアカバー調査」を実施する予定としている。厚生労働省が発信した安全性情報がどう報道され、どう受け取られたかを調査分析するという。