ラヴァール大学の研究者らが、276名を6年間調査した結果、次の結果がわかった。
・睡眠時間が短い群(一晩5~6時間)は、睡眠時間が平均的な群と比較すると体重が増加する可能性が高かった。
・睡眠時間が長い群(一晩7~8時間)は、睡眠時間が平均的な群と比較すると体重が増加する可能性が高かった。
・睡眠時間が短い群(一晩9~10時間)は、睡眠時間が平均的な群と比較するとウエスト径が58%多く増え、体脂肪も124%多く増えていた。
つまり、睡眠時間が短かったり長かったりすることによって、将来の体重および脂肪増加のハイリスクが予測されることを示すエビデンスになっている。
4月1日よりメタボリックシンドロームに着目した特定健康診査が実施され、特に肥満はメタボリックシンドロームの第一スクリーニングにもなっている。
運動習慣と食生活の指導を積極的支援や動機付け支援などによって行っていくということであるが、睡眠時間というのも重要な環境因子としての要素であるということになる。
睡眠時間が短くなってきている現代社会、これもメタボリックシンドローム該当者を増加させている一因になっているのかもしれない。
いったい、一晩9~10時間って^^ 日本じゃ小学生だってこんなに寝ていないんじゃないかと思うが。。。 これじゃネコ科の動物だw
一応、米国睡眠医学会(AASM)は成人の睡眠時間として7~8時間を推奨している。
その一方で米国睡眠医学会(AASM)によると、成人のほぼ3分の1が睡眠時間を6時間未満であると述べている。
日本人は?というとNHKが2000年に行った国民生活時間調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間23分で、年代別では30代が6時間57分、40代が6時間59分。
働き盛りの年代で特に睡眠時間が短いという結果になっている。これでは平均が短時間睡眠ではないか???
また、ACニールセンが行った世界各国・地域における睡眠動態調査において、平均睡眠時間が最短なのは日本人だという結果が出ている。
日本人で対象者の41%が6時間以下と回答したのに対し、オーストラリア人の24%は夜10時前に就寝し、31%が9時間以上眠ると回答している。
また、この調査ではアジア人は宵っ張りが多いという結果もでている。