ジムの温泉の露天風呂に入ってきた。
じんわり温まる体、顔をそっとなでていく冷たい夜風、澄んだ空気に夜空に瞬く星・・・
私のいくつかあるリラックス法の一つである。
温かいお湯につかりながら、顔に冷たい如月の風。
湯けむりの中で、夜空の星を眺めてみる。
ふと、「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」という、言わずと知れた石川啄木の短歌を思い出した。
石川啄木が中学時代を過ごした盛岡。学校を抜け出し不来方城の草原で寝転んで空を見ていたころを懐かしんでいる歌というようによく解釈されている。
広く青い空、それを見ているとくだらない小っぽけなことは忘れ、吸い込まれていってしまいそうだという感情を歌っている。
たまには、何も考えずただリラックスして青空に流れ行く白雲を眺めてみるのもいいのかもしれない。自然は忘れかけてた「ゆとり」を思い出させてくれるものである。
安あがりのちょっとした贅沢かもしれない。