2006年にパナマで無糖咳止め・抗アレルギーシロップ剤に混入されたジエチレングリコールが原因とした事件があったのは記憶に新しいと思う。
2007年には中国製の練り歯磨きからジエチレングリコールが検出された件を受け、厚生労働省が化粧品又は医薬部外品の製造販売業者に点検を徹底するよう通知を出された。
本日、化粧品基準が告示され、次の条項が加わった。
(平成20年2月21日厚生労働省告示第33号)
化粧品に配合されるグリセリンは、当該成分100g中ジエチレングリコール0.1g以下のものでなければならない。
歯磨きは、ジエチレングリコール配合不可。
<ジエチレングリコール>
エチレングリコール(HOCH2CH2OH)2分子が脱水縮合したHOCH2CH2OCH2CH2OHの化学構造式で示される水溶性の無色無臭の粘稠な吸湿性液体で、甘味がある。
医薬品原料、食品添加物としての使用が認められている国はない。
工業用溶剤、ブレーキ液、不凍液、燃料添加剤などさまざまな用途に用いられている。
中毒例の多くは経口摂取によるものであり、中毒症状は吐き気、嘔吐、頭痛、下痢、腹痛で、大量のジエチレングリコールに暴露されると腎臓、心臓、神経系に影響を及ぼします。ヒトに対する経口致死量(LD50)は1000mg/kg体重。 (医歯薬出版㈱産業中毒便覧増補版より)