マズローの人自己実現理論と言えば、サラリーンマンなら人事担当じゃなくても、一度は耳にしたことがあるだろう。
アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。
人間の基本的欲求を低次からみていくと
第一段階 : 生理的欲求
第二段階 : 安全の欲求
第三段階 : 親和(所属愛)の欲求
第四段階 : 自我(自尊)の欲求
第五段階 : 自己実現の欲求
ここまでは、書店の本や教科書でもおなじみであろう。
ところが、アブラハム・マズローは晩年、さらにこの最上段へ、もう一段階付け加えようとしていたこと明らかにされている。
結果は、付け加えられずに終わっているが、これは、マズローが共産主義者の烙印を押されることを怖れて追加しなかったとも言われている。
ではその第六段階とはなんなのだろうか?
それは、「コミュニティ発展欲求」である。
つまり、組織や企業、地域社会、国家、そして地球全体など、自分が所属するコミュニティ全体の発展を望む欲求ということになる。
ということは、「組織」や「地域社会」、「国家」、「地球」を良くしていこうとすると、まずその前に【個人主義的な欲求】が満たされることが最低条件になる。
この段階を経なければ、次の段階にはいけない。
やはり自己実現ができて、心の余裕ができて、それなら全体のことも考えてやるか! ということなのであろう。
組織や国家は、社員や国民その一人一人が自己実現できてこそ「コミュニティ発展欲求」というものができてくるのであろう。
しかし、これはあくまでもマズローという一学者が唱えた理論であり、中には仙人みたいな人もいるだろうし、修行を積んでいる人もいるであろう。
第一段階~第二・第三段階くらいまではわかるが、それよりも上位の段階になってくると人によって価値観も欲求もことなるであろう。
一般論的な知識として頭に入れておく程度が懸命なのかもしれない。