塩酸メチルフェにデート(リタリン)その他向精神薬の不適正な使用、偽造処方箋等による不正入手等が報告されている。
そこで厚生労働省医薬食品局長通知が都道府県知事あてに出された。
『塩酸メチルフェニデート(リタリン)その他向精神薬の適正使用、処方せんに係る疑義照会の徹底等について』
それによると、
●効能・効果、用法・用量、使用上の注意等を踏まえ、適切な診断等を行った上で処方する。
●薬物依存の発現状況について十分な観察を行う。
発端は、東京都が9月18日、新宿区の診療所「東京クリニック」に対し立ち入り検査を行った結果、10回の口頭・文書指導に従わず、リタリン処方を「乱発」していたことが発覚したことであろう。
インターネット上でも「簡単に処方が出る」という???がつく「人気」の診療所だったらしい。
一方、製造販売元ノバルティスファーマは、リタリンの「適応症」から難治性うつ病をはずす方針を固めた。
そうなると、うつ病治療のためとしては医療保険が適用できなくなるが、精神科関連の学会などと意見調整した上で決めるとしている。副作用として依存症や幻覚・妄想など重い副作用に苦しむ人が増えていて、薬物としての乱用実態を考慮し、ほかにうつ病対策の優れた薬が開発されているという総合的な視点から考えた結果ということであろう。ノバルティスファーマの広報担当者によると、海外でもリタリンは使用されているが、現在は「うつ病」治療として使用されているのは日本だけだそうである。
mixiを巡る「リタリン」違法販売事件もあったが、まったく医薬品の適正販売どころか向精神薬ですらこの有様とは。。。
麻薬と違い、持っているだけなら違法にはならないが、販売・譲渡、不正入手すると明らかな違法となるということの認識が足らないように思える。
<リタリンの効能・効果>
ナルコレプシー
抗うつ薬で効果の不十分な下記疾患に対する抗うつ薬との併用
難治性うつ病、遷延性うつ病