薬事法改正、薬剤師6年制の問題もふまえ、「薬剤師需給の将来動向に関する検討会」(厚生労働省)の初会合が開催され意見交換がなされた。
6年制導入や改正医療法等で薬剤師の業務が拡大していくという一方で、薬科大学・薬学部の新設・増設傾向によって起こる薬学部の定員割れが大きくとりあげられている。
この検討会では、「薬剤師が従事する職域の実態および将来の需要予測」、「薬剤師入学定員数の状況を踏まえた薬剤師の供給予測」、「需給動向が薬剤師・薬学生の資質に与える影響等の考察」などが検討事項として掲げている。
登録販売者制度により、OTC医薬品の販売については他資格からの参入があるが、調剤は薬剤師でなければできず(一部の例外はあるが)、これからの高齢化社会に向け、在宅医療で果たす薬剤師への期待、40歳以上の人への健診の義務化など仕事が広がっていくチャンスもある。