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日経メディカル オンラインに「タミフル代わりに使える漢方薬か — 麻黄湯に注目集まる、解熱効果でタミフル上回る報告も」という記事がだされた。
タミフルで問題になった異常行動の副作用問題を危惧し、タミフルの処方を控える医師が増えている。 その代替品として候補にあがっているのが、漢方薬の麻黄湯である。 感冒(インフルエンザはインフルエンザウイルスによる急性感染症の一種で、流行性感冒)に使用できることから注目が集まっているらしい。 タミフル以上に解熱期間の短縮効果が得られたとするデータも報告されているらしい。 2004年のデータによると、A型インフルエンザ感染の5ヶ月〜13才の60人を対象にして比較試験を行い、治療開始から解熱(37.2℃)までの平均期間で、タミフル投与群が33.2時間であったのに対し、併用群は21.5時間(p<0.05)、麻黄湯群は17.6時間(p<0.01)と、それぞれ有意に短縮していたということである。 米国雑誌であるJAMAでは、タミフルやリレンザなどのノイラミニダーゼ阻害剤耐性のB型インフルエンザウイルスが見つかったという記事が発表されている。 日本でやたらにタミフル、リレンザを使用するのは、耐性ウイルスの発生を助長する原因にもなることが心配される。 麻黄湯は漢方薬で、実証(比較的体力がある人)に用いる方剤になっています。虚証(体力のない人)には用いるべきではありません。 あわない人が服用すべきではありません。 漢方は証があったとき、ぴたりと信じられないくらい、時には洋薬より効果を表すこともあります。 しかし、麻黄湯にも注意しなければいけないことがある。 【麻黄湯】 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) 1. 病後の衰弱期、著しく体力の衰えている患者[副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。] 2. 著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐等があらわれることがある。] 3. 食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。] 4. 発汗傾向の著しい患者[発汗過多、全身脱力感等があらわれることがある。] 5. 狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある患者、又はその既往歴のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。] 6. 重症高血圧症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。] 7. 高度の腎障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。] 8. 排尿障害のある患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。] 9. 甲状腺機能亢進症の患者[疾患及び症状が悪化するおそれがある。] 重要な基本的注意 1. 本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。 2. 本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。 3. 他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。 漢方的には、麻黄湯は傷寒論の中でこう記載されています。 ◎太陽病、頭痛、発熱、身疼、腰痛、骨節疼痛、悪風、無汗而喘者、麻黄湯主之。 太陽病とは、いわゆる実証のことで、 「太陽之爲病 脈浮 頭項強痛 而 悪寒。」となる。 (たいようのやまいたる、みゃくふずこうきょうつうし、おかんす) つまり、脈を触れたときに浮いていて、強い頭項、項部のこわばりがあり、悪寒がする状態のことである。それに頭痛・発熱・ふしぶしの痛みがあり、汗が出ずぜいぜいといっているものなどが対象となる。 OTCの麻黄湯は、かぜによる感冒症状なので、基本は「かぜ」。 やはり、インフルエンザに関しては言及できないと考えられる。
by yakuji-info
| 2007-04-07 10:53
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