よく行政の指導チェックが厳しいといっていて、矛盾するようであるが、今回は別の視点で考えてみた。
「見つからないだろうからやってしまおう!」「見つかっても罰則が軽いから!」「注意されても謝っておけばいいんだから」 それで売上があがればいいじゃないか! それが成熟した社会人だ!!! 会社から給料をもらっているんだから・・・
「申し訳ございません。違法行為を二度と起こさないよう、コンプライアンスを徹底いたします」とは、不祥事を起こした際の謝罪会見での常套句を言って終わりだよ・・・
と悪びれずに平気で口にする人が多い。
さらには、真摯に仕事をしている人間のことを、頭が固い、融通がきかないとバカにして吹聴して回る。一見正論に見えるが大きな間違いである。
嫌われても注意すべき人には注意する! 恨まれてもダメなものはダメとはっきりいう。
一貫してブレない強さを持つのが難しい時代になってきている。
三菱自動車、三菱ふそう、雪印乳業、東横インとアパホテル、パロマ、不二家、関西電力、シュレッダー・メーカー、耐震強度偽装事件に関与した企業・・・ 例をあげればきりないが、「いけいけドンドン主義」で売上優先・利益優先というベネフィット面ばっかりを考え法的・倫理的リスク面を考えなかったツケがでてきているのである。
利益優先によって、一番大切な「社会的信頼・行政や国民に対する信頼」を失ったのである。計り知れない損失である。
少し前に話題になった『国家の品格』という本の中でも、ダメなものはダメ!ということは理屈抜きにたたきこまなければならないということを言っている。いじめ・暴力・人を傷つけることは理屈抜きにダメなのである。いくら儲かろうがルール無視はダメなのである。
優先席付近で携帯電話を使う人には電源を切るように注意する。道にポイ捨てする人にはゴミ箱に捨てるよう声をかける。夜遅くまで繁華街で遊んでいる子がいれば早く家に帰れと言う。優先席には妊婦やお年寄り、足の不自由な人たちに優先的に坐っていただく。横断歩道で戸惑っているご老人には、すすんで手を差し伸べ、一緒に道路を渡ってゆく。
こんな人間として当たり前のことをすることが恥ずかしく思い切りがいる・・・
嫌なことは言わない。照れるから黙っている・・・そうなってしまった現代を私は怖いと思う。