政府は6日、新型インフルエンザ対策費として、治療薬タミフルの300万人分の備蓄購入費を柱とする73億円の予備費使用を閣議決定した。内訳は、タミフル購入費68億円▽ワクチン製造に必要な鶏卵確保費3億円▽検疫官の感染防護服など検疫強化費1億5000万円----など。
タミフルは、服用した中学生がマンションから転落死するなど異常行動との因果関係が指摘されているが、柳沢伯夫厚生労働相は同日午前の閣議後会見で「関心を持つ気持ちはわかるが、
科学的知見から安全性に問題がないとの見解で進めている」と語った。(毎日新聞)
FDAは日本からの副作用報告を受け、
「服用と異常行動との関係を否定できない」として、製薬会社に注意喚起の表示を求めた。
国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦センター長も、
「タミフルは発熱などの症状を緩和するが、薬には副作用の恐れもありリスクと効果を考えなければならない。している。
この段階で、「安全性に問題がない」との見解で進めているなんてことでいいのだろうか?
その前に、タミフルの使用量が多いということを問題にすべきような気もするのである。