オーダーメード医療(Order-made Medicine)は、個人の遺伝子のタイプに応じて最適な薬を投与する治療法。
近年のヒトゲノム解析の進歩に伴い、遺伝子の個人差によって医薬品の効果や副作用が異なることが分かり、1990年代の中頃から欧米を中心に盛んになってきた。
遺伝子検査などから患者の体質を調べる。そしてそれをもとに患者にとって最も効果があり、かつ、副作用が発現する可能性が最小となるように、 薬の種類や、投与量、投与方法を決定する。
一方、周辺技術もいろいろと進んできて、ヒトゲノム計画によるDNA配列の解読や個々人で異なり薬の効きかたに深く関係しているSNP(一塩基多型)と呼ばれる配列の特定、DNAマイクロアレイなどによる大量の情報を瞬時に取得できる技術の発達によってある個人が他人とどのように異なるかを観測できるようになってきた。
通常、SNPを調べるのにはDNAを精製・増幅した後、いろいろな方法で検出するので結果が出るまでに1時間半から数日かかってします。ところが、血液1滴に試薬を加えて加熱処理などすることにより30分以内に遺伝子変異の有無がわかるという方法を理研が新技術として開発した。
これで、ますますオーターメード医療の研究が進んでいくことになるのであろう。