よくグレープフルーツジュースにより、シトクロームP4503A4(CYP3A4)やP-糖タンパク(P-gp)の機能が阻害されることが知られていて、これらの基質となる薬物の消化管吸収がグレープフルーツジュースとの併用により増加する可能性が指摘されている。
一方、オレンジジュースやアップルジュースも抗ヒスタミン薬フェキソフェナジンの消化管吸収に関与する薬物トランスポーターの阻害という推察によりその消化吸収を低下させるという報告がある。
P450についての研究もさかんであるが、薬物がどのようなトランスポーターの基質になるのかに加え、トランスポーターを解した膜透過の寄与を含めた消化管吸収のメカニズムを分子レベルで解析し、適切な服薬指導を行っていくことも重要視されていくのであろう。