アフタヌーンティーの習慣があるロンドンの研究者らにより、紅茶を飲んだ人は、紅茶に似た代用飲料を飲んだ人に比べ、ストレスから迅速に回復できたことが確認された。これに加え、紅茶摂取者では、ストレスを受けた後のコルチゾール値が低かった。
「われわれの研究から、紅茶の摂取によって、日常生活ストレスからの回復スピードが速まる可能性が示唆される。
人間が実際に受けるストレスの程度は抑制できないかもしれないが、紅茶はストレスホルモン値を平常値へと戻すのに大きな効果を発揮すると考えられる。急性ストレス後の回復が遅いと、冠動脈性心疾患のような慢性疾患のリスクが高くなることが一般に言われているため、この効果には、重大な健康上の意義がある。
紅茶の抗ストレス効果
本研究では、紅茶を飲む健康若年男性75例(平均33歳)が、通常の紅茶、コーヒー、カフェイン含有飲料の摂取を中止し、これらの被験者が2群に分けられた。一方の群は、紅茶1杯分の有効成分を含むフルーツフレーバーのカフェイン含有紅茶混合飲料を、もう一方の群は、同量のカフェインを含み、他の紅茶有効成分を含まない、同じ味の混合飲料を6週間摂取した。
その後、両群の被験者には、日常ストレス(例えば、失業や告訴へのおそれ)を模擬的に再現するよう設計した課題を与え、この間、ストレスホルモン、血圧、心拍数、自己報告によるストレス程度を測定した。 被験者はたまったものではないのだろう^^
これらの課題により、両群において、血圧、心拍数、ストレスの主観的評価が急上昇した。しかし、ストレス課題を受けた50分後、ストレスホルモンであるコルチゾール値は、紅茶摂取群において、代用飲料摂取群よりも低い値に低下していた。紅茶摂取群では、ストレス課題後の時間におけるリラックス状態の主観的評価も、代用飲料摂取群より高かった。
さらに、紅茶摂取群の血小板活性がより低かったことも認めた。
しかし、どの紅茶成分がストレスからの回復促進およびリラックス効果を担っていたのかは、はっきりわからないとしている。紅茶にはカテキン、ポリフェノール、フラボノイド、アミノ酸といった多くの候補成分が豊富に含まれ、これらからの課題になるのであろう。