最近企業の不祥事が目立っている。
ライブドアの堀江貴文氏、村上ファンドの村上世彰氏。最近阪神と阪急が合併したが、阪神が村上氏の支配を受けるくらいなら敵かたの阪急と一緒になったほうがいいという判断をしたのであろう。
村上氏は、「カネがすべて」的な企業経営で成り上がってきた。しまいには「儲けることが悪なのか」と開き直っている。これぞ、議論のすり替えである。
誰も儲けることが悪いことだとはいっていない。『儲け方』に問題があるのである。まるっきり陳腐な議論すり替えである。
自分たちのお金を運用していたホリエモンと比べると、人の金を使って多くの人を巻き込んでいるという点からすると村上氏のほうが、はるかにはるかに比べものにならないくらい罪が重いのである。
それだけではない。東横イン、シンドラー、シュレッダー事件、保健会社の保険金不払い事件、パロマ事件・・・これらはただ『儲かるから』という発想に集約されている。
そんな中で、松下電器がファンヒーターで死亡事故を起こしたとき、事故発覚後莫大な広告費をかけて使用中止を呼びかけ、ファンヒーター部門から一切の撤退をした。オロオロとした対応のパロマとは大違いである。誰もが松下電器の『誠実さ』を感じるのではないだろうか。
これすら、結果論であり背景が違うといってしまえばそれまでである。ひねくれたものの見方をすると、松下電器にとってファンヒーターは小さな部門の一つであったとすると、撤退してもそれほどの痛手ではなく、誠意を見せることで他の製品の信頼があがるというプラス面をとったという「したたか」な企業戦略があったのであろう。