赤ちゃんの睡眠リズム、終日の照明で乱れ、成長にも影響が・・・
昼夜連続して照明のついた環境が新生児や乳幼児の脳の活動に影響を与え、「睡眠覚醒リズム」を乱す可能性があることが東北大病院の研究グループにより突き止められた。夜間照明が乳幼児の成長(体重増加)に影響を与えることは別の研究で分かっていたが、脳科学の分野でもメカニズムの一部が明らかになった。
生後3週齢のマウスに人工照明を当て(1)昼明るく夜暗い環境(2)一日中明るい環境の2グループに分け飼育。「生物時計」の機能を持つ脳細胞の活動を調べたところ、昼明るく夜暗い環境に置かれたマウスは脳細胞が1日に1回ほぼ同じタイミングで活動するのに対し、一日中明るい環境に置かれたマウスは活動のタイミングがばらばらになった。
また環境を昼明るく夜暗い環境に戻すと再び正常なリズムになり、睡眠覚せいリズムは矯正可能なことも分かった。
さらに、大人のマウスと生後間もないマウスを一日中明るい環境で飼育したところ、脳の活動の乱れは大人の場合5カ月間で10%だったのに対し、生後間もないマウスは3週間で100%に達し、大人に比べ影響を受けやすかった。
病院で早産児を保育器に入れたり、家庭で乳幼児を寝かせる際には昼夜区別のある環境が望ましい」ということがいえそうである。
しかし、赤ちゃんの睡眠は大人の7~8時間に対して16時間とされており、人間にあてはめた場合はどうなるのだあろうか・・・