ローソンは、山形県内の店舗では血圧計を設置したり、値札の文字を大きくする休憩場所を設けて高齢者向け商品を増やすなど高齢者向けコンビニの実験をしたところ、50歳以上の顧客がほぼ半数を占め、売上高も5割以上伸びたという。
これを受け、ローソンは和菓子や白髪染め、名画DVDなど高齢者向け商品を増やした新型のコンビニエンスストアを出店する。今秋までに全国7カ所に実験店を設け、2007年度から高齢者の多い地方都市を中心に多店舗化する予定だという。
20~30歳代を中心顧客としているコンビニだが、少子高齢化に対応して中高年向けの店舗を増やし、新たな客層を開拓する動きにでている。
兵庫県淡路市にモデル店舗ができ、煮物などの和風弁当や日本茶などを扱っているほか、休憩スペースにはテーブルやマッサージチェアなどを置き、高齢者が自由に飲食や会話を楽しめる場として提供する。通路を広くして買い物かごを乗せるカートを用意するなど、高齢者が利用しやすいよう配慮する。
愛知県岡崎市にも相次いでオープンしている。
店名は、「ローソン」であるが、青色が基調のローソンの看板を茶色をベースにした落ち着いた雰囲気に変更。
今後どうなっていくのか注目したい面白い試みである。