TBSは、5月6日に放送した
健康番組「ぴーかんバディ!」で取り上げたダイエット方法を試した視聴者三十数人から、下痢やおう吐を訴える苦情が寄せられたと発表した。
TBSは、このダイエットを控えるか、医師らの意見を求めたうえで慎重に対応するよう呼びかけている。問題のダイエットは約3分間いった白インゲンの粉末をご飯にまぶして食べるというもの。
番組では、インゲンに含まれる成分が、炭水化物の吸収を抑えると説明していた。放送翌日から、電話やメールで「激しいおう吐や下痢症状を起こした」とする苦情が相次ぎ、病院で治療を受けたと訴える視聴者もいたという。原因は、白インゲンに含まれるレシチンが影響しているものと思われる。
放送前、スタッフらが試したが、問題なかったとしているが、さらに番組内で「豆は生で食べると腹をこわす恐れがある」「糖尿病の人は医師の相談を受けて」などと、注意喚起していた。
TBSは「食べ合わせや調理方法、豆アレルギーなどが原因の可能性がある」としているが、さらに調査を進めている。
インゲン豆抽出物
[英]Common bean、White Kidney Bean Extract、Kidney Bean pod、phaseolamin、phaseolin
[学名]Phaseolus vulgaris L. マメ科[インゲン属]
白インゲン豆はインゲン豆の白色種で、日本では白金時豆や大福豆などがその一種である。
俗に「炭水化物の吸収を遅らせる」「ダイエットによい」などといわれている。
安全性については、適切に摂取すれば安全性が示唆されているが、生の鞘はレクチンを含むので、大量に摂取した場合は消化管症状を起すことがある。また、接触性皮膚炎の報告がある。妊娠中、授乳中の安全性については調べた文献に十分なデータが見当たらない。
ヒトでの有効性については、十分な情報は見当たらないが、ドイツのコミッションEモノグラフ(薬用植物評価委員会)は排尿困難の治療補助としてインゲン豆の鞘(豆を除く)の使用を承認している。
やはり、いち早く強い効果を期待した視聴者が、大量に白インゲンをご飯にまぶしたということなのだろうか。やはり適量というものが大切であり、そういった情報もきちんと伝えていくべきなのであろう。