睡眠不足を軽くみてはいけないという縦断研究報告が出された。
一日の睡眠時間が6時間未満だと、高血圧のリスクが高まるというのである。
健康な被験者を眠らせない状態にすると、急に血圧が上がり交感神経の活動が亢進することが認められた。つまり24時間血圧と心拍数の上昇がみられ、ナトリウムの貯留により高血圧につながる可能性がある。
被験者自身の睡眠時間の申告の信憑性や他の交絡因子も考えられ、一概に因果関係があるとは断定できないが、、高血圧の一次予防として睡眠をきちんととることの重要性というのはあるのかもしれない。
また、十分な睡眠をとっていないと、怒りっぽい、いらいらする、悲観的になる、疲労やストレスを感じるなどと関連し、さらには高血圧を防止する食事療法や運動療法を続けようとする意思や自制力にも影響するだろうとされている。
やはり、睡眠はきちんととってということなのであろう。
ただ、十分な睡眠とはどのくらいのものなのか、はっきりとは示されておらず、個人差もあるのかと思う。ただここであげているのは6時間ということになっている。
寝る時間がもったいないなんていっていると、健康を害しかえって時間をもったいなく使うことにもなりかねないということを肝に銘じておいたほうがいいのかもしれない。
いずれにしろ、不要な夜更かしや徹夜は止めたほうがいいし、夜遅くまで連日仕事をすると、健康を害することになるということなのであろう。
詳しくはコチラを
http://hyper.ahajournals.org/cgi/content/abstract/01.HYP.0000217362.34748.e0v1