禁煙のお値段と現状ということで・・・
厚生労働省「国民健康・栄養調査」 平成15年によると、現在習慣的に喫煙している者は、
男性で46.8%、女性でも11.3%になっており、特に女性は20~30代の若い世代が18~19%と多くなっている。
(★「現在習慣的に喫煙している者」 : これまで合計100本以上又は6ヶ月以上たばこを吸っている者のうち、「この1ヶ月間に毎日又は時々たばこを吸っている」と回答した者)
たばこは、肺がんをはじめとして喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がん、胃がん、膀胱がん、腎盂・尿管がん、膵がんなど多くのがんや、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、歯周疾患など多くの疾患、低出生体重児や流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子とされている。
健康日本21においても禁煙、節煙を希望する者に対する禁煙支援プログラムを全ての市町村で受けられるようにするとしている。
現在、国民の医療費自己負担は増える一方で、禁煙外来においても禁煙補助剤を使うとかなりの負担となってくる。そうなるとスイッチOTC薬としてニコチンガムを使うという選択肢もでてくる。
最近、診療報酬改定で禁煙指導に合わせてニコチンパッチが薬価収載されるのではとの話がでている。「ニコチン依存症管理料」として技術料は5回までとし最高962点算定できるとされているが、5月の薬価収載には無理なようで早くても夏以降になりそうである。
ニコチンガム、ニコチンパッチ、それぞれの選択はあるであろうが、診療報酬の問題で薬価収載されれば、ニコチンパッチの使用による患者負担は大幅に軽減されるため、これらの選択においても多少の影響はでてくるのであろう。
禁煙方策をあげているのであれば、早く薬価収載するに越したことはないと思うのだが、いろいろと不備がないかチェックも必要なのであろう。