魚の脂肪に多く含まれ、日本でもサプリメント(健康補助食品)として販売され、ω3脂肪酸の積極的に摂取すべき栄養素として、広く認知されているω3脂肪酸であるが、心臓病やがんなどの予防に効果的だとする明確な根拠はないとの研究結果が3月24日の英医学誌
BMJ ( British Medical Journal )(電子版)に発表した。
魚の脂肪は一般的に心臓病予防に効果があるとされ、英政府も国民に摂取を勧めているが有害性の有無についても調べる必要があるとしており「狭心症などの人は、念のため、多量の摂取は控えた方がいい」としている。
研究班は、これまでに発表されたω3脂肪酸に関連した89の研究を、精度なども考慮して再分析。健康増進効果があるとの結論を最終的に導き出せなかったほか、精度の高い研究ほど同脂肪酸の摂取と疾病予防との因果関係が薄い結果が示されていたとしている。
、残念ながら、がんリスク低減は望めないようだ。10種類を超えるがんに対する系統的レビューで明らかになったもので、詳細は、
Journal of American Medical Association(JAMA)誌2006年1月25日号に報告されている。