JACDS・実態調査 ドラッグストア1万4725店舗
このほど日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)がまとめた「2005年度日本のドラッグストア実態調査」によると、国内のドラッグストアの店舗数は前年調査より377店舗多い1万4725店舗となった。調査漏れを加えると、日本のドラッグストアの店舗数は1万5000店舗を超えると同協会は推測している。
薬剤師に関しては、ドラッグストア協会主催の薬剤師フォーラムでも、厚生労働省医薬食品局から薬剤師は「情報の翻訳者」として医薬品等の情報提供をしていく役割を担うもので、「予防の重視」に貢献できるという見解が出された。またドラッグストア協会が進めるヘルスケアアドバイザーが評価され、健康ニーズに応えてほしいと話があった。
ドラッグストアとは「医薬品と化粧品、そして日用家庭用品、文房具、フィルム、食品等の日用雑貨を取り扱うお店」であり、厳密な定義はない。(ドラッグストア業界団体の日本チェーンストア協会による)
しかし、今後ドラッグストアの役割は大きく、医療機関として「かかりつけ薬局」の役割も担っています。さらに調剤薬局においては、医療提供施設として定義づけされ、薬局の果たす役割が大きくなるとともに、医薬品販売における情報提供のあり方について議論が行われ、3月の通常国会では医療法のみならず薬事法、薬剤師法の改正も予定されており、薬剤師の医薬品販売時の情報提供ということでは、さらにその責任が重大になってくるものと思われます。
《参考》
ドラッグストアについてのアンケート集計結果
実施期間 : 2005年8月17日~2005年8月23日
Q.一番嬉しいサービスはどのようなものですか?ご意見をお聞かせください。
有効回答 2848
商品券やギフト券が使える 33%
深夜も営業している 28%
他の業種の店舗(飲食店や本屋等)が併設 10%
インターネット販売 10%
たくさん購入した時や大きい物を購入した際の宅配サービス 8%
薬剤師が常駐している。または即連絡が取れる 6%
健康体操やダイエット相談、栄養師の指導等がある 1%
その他 4%
ギフトと営業時間面でのサービスの要望が強く、薬剤師・情報提供・指導などの面では、まだまだドラッグストアは期待されていないのであろうか。
いずれにしろ、変わっていかなければならないのであろう。