花粉症の宿泊客に快適に過ごしてもらおうと、東急ホテルズは3月1日から、都内のビジネスホテルに花粉症対策ルームを開設する。
チェックイン後、強力な風で衣服から花粉を払い落とす「エアシャワー」を浴び、専用フロアの客室に宿泊する。反応をみて全国展開も検討するという。
対策ルームを設置するのは、港区の新橋愛宕山東急イン。仕事の妨げにもなる花粉症に悩むビジネスマンをターゲットにしている。
9階を専用フロアとし、全14室を「花粉すっきり爽快ルーム」に指定。
宿泊客はフロントロビーに設置された電話ボックスのようなエアシャワー室に入り、約20秒、静電気の発生を抑制する強力な風を浴びる。メーカー側の実験では、衣服についたスギ花粉などの粉じんの9割を落とせるという。
9割落とせても、1割は残ってしまうということか・・・ 1割もチリも積もれば山となるというとおり、大丈夫なのであろうか?クリーンルームに入る前のエアシャワーのようなものなのであろうが、音が結構するのだろうか???
JR新橋駅烏森口より徒歩15分のところであるというから、衣服が付いた花粉が気になる新橋のサラリーマンやOLは、フロントロビーに入ってみてはどうだろうか・・・
爽快ルームには粉じんを除去する空気清浄機、症状緩和に役立つとされるペパーミントティー、外出するときにスプレーすれば衣服の花粉が落ちやすいスプレーなどを用意し、清掃のときも花粉が入り込まないように窓を開けないなどの対応をする。通常の部屋より2000円ほど高いという。
同社企画課では「室内の対策としては花粉を持ち込まないことが大切。シーズンが終わってもよりきれいな空気で過ごせる部屋として継続していきたい」と話している。
一方、「マツヤハウジング」(品川区)は、入居者の花粉症の症状を緩和するために、正面玄関にエアシャワー室を設置したマンションを大田区に建設中で、6月に完成予定という。
これからは、マンションもオフィスも花粉症対策の時代なのか?