厚生労働省、診療報酬明細書つまり<レセプト>のオンライン化を、来年度から原則5年程度で完全実施する方針を決定したところであるが、日医(日本医師会)が自前のオンライン・レセプト・コンピュータシステムである
ORCA(オルカ)の採用をする代わりに、医療のIT化方針を呑む公算が強くなってきている。
(ORCA説明スライド)
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レセプトなどのオンラインシステム化には、レセプト審査の厳密化への不信感などから、開業医の反発も予想されている。ORCAは、医師や医療機関が無料で利用できる公開ソフトウェア方式のレセプトコンピュータで、従来のレセプトのプログラム部分であるソフトを無償提供するシステム。
医療機関と日本医師会本部をオンラインネットワークで結ぶ計画であるが、現在の導入状況は、目標1万軒に対し、2000軒程度となっている。
政府が「医療のIT化」方針を打ち出し、政管健保・被用者保険証のICカード化【ICカードは、キャッシュカード大のプラスティック製のカードに、半導体集積回路(ICチップ)を埋めこんだもので、従来の磁気ストライプによるカードよりも、記憶容量が大きく(500文字~8,000文字)、CPUが搭載されていることによりセキュリティも高い】移行への議論が2007年度に本格化してくることから、電子カルテの導入は必須となってきていることから、今後ORCAの活用を視野に入れ、議論が進行していくものと思われる。
<参考>e-Japan重点計画-2004
先導的7分野