日本老年医学会から、75歳以上の高齢者が1ヵ月以上薬物療法を続けることを想定して
、『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015』が発表されています。
http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20150401_01_01.pdf
このガイドラインは、高齢者の薬物療法の指針として出されていたものが、10年ぶりに改訂されることになります。
日本はこれからますます超高齢化社会になっていき、在宅医療や介護医療といった分野の需要が高まっていきます。そんな中、高齢者の薬物療法は今後もますます増えていきます。
高齢者は、肝臓や腎臓といった内臓機能の衰えから、代謝排泄機能が低下し、服用した薬物が体内に蓄積されやすくなっています。
さらに高齢者は、多剤投与されているケースが多く、特に注意しなければならない薬、逆に推奨される薬があり、これらをリストアップした形になっています。
リストは、2種類作成されていて、一つは、
「ストップ」リストで、高齢者が使用を中止することを考慮すべき薬物が47種類一覧に載っています。もう一つは、
「スタート」リストで、逆に高齢者の薬物療法として強く使用が推奨される薬物が19種類リストになっています。
それぞれについて、代表的な一般名、対象となる患者、主な副作用と理由、推奨される使用法に加え、エビデンスの質や推奨度まで記載されています。
また、疾患別として領域別指針もついていて、疾患という別の切り口からも詳細に記載されています。また、在宅医療、介護医療、薬剤師の役割といって項目も設けられまとめられています。