病院での入院日数の長さは日本が20.7日とOECD(経済協力開発機構)加盟30カ国で断トツ!
政府が取り組む医療構造改革でも長期入院の是正が大きな課題となりそうだ。
同統計は結核や精神病など必然的に入院期間が長くなる病床を除いた「急性期病床」で各国を比較している。
OECD平均 : 6.7日
韓国 : 10.6日
最短はデンマーク : 3.6日
全病床を対象とした厚生労働省の調査では、日本は平均36.3日(2004年)となっている。
今、政府が進めている医療費抑制計画においても重要な資料になり、厚生労働省の医療構造改革試案の参考資料で「平均在院日数が長いほど1人当たり老人医療費も高い」という相関関係が示されているからも、医療費削減の問題として議論されていくことになるであろう。
しかし、日本はデンマークなどと違い、在宅医療や介護施設の受け皿が不足しておりで「社会的入院」(一般の病床で入院する)といった社会的背景があることも考慮すべきである。