最近は、携帯・スマホ等が普及し、電車に乗って周りを見渡すと、ほとんどの人が携帯をいじっていたり、スマホで情報収集をしたりしています。
これらの電子機器ですが、昼間に長時間使用し続けると、ティーンエイジャーの若者の睡眠に有害という研究論文が発表されました。
ノルウェーのハイティーン約1万人に、学校以外での電子機器の使用時間を尋ね、その結果と睡眠の量・質を比較調査したところ、昼間及び就寝前に電子機器を使用していると、睡眠につくまでの入眠時間が1時間以上長くなるリスクが高まっていました。
特に、就寝前のパソコンやスマホ等の使用は入眠時間の延長と強く関連していたという結果が出ていて、良く言われている就寝前にパソコンやスマホの画面を見ていると睡眠に支障をきたすといわれていることと一致した結果が改めて示された形になっています。]
就寝前だけでなく、昼間でも4時間以上、電子機器を使用していると、入眠までの時間が1時間分以上長くなるリスクが49%上昇していて、放課後2時間以上の使用は、入眠時間の延長と睡眠時間の短縮に強く関連しているという結果が出ていて、これにより睡眠時間が5時間未満になるリスクは、電子メールやチャットを2時間以上する若者では3倍、内容にかかわらず使用時間が4時間以上の場合では3.5倍と高くなっています。
電子機器の使用と睡眠障害を関連づけた研究であり、決して機器が実際に睡眠障害を引き起こすかどうかを証明する研究ではありませんが、若者の睡眠不足と生活習慣が大きくかかわっていることが示唆されています。