2012年に京都大学の山中伸弥教授がノーベル生理学・医学賞を受賞して有名になったiPS細胞(Induced Pluripotent Stem Cells)ですが、医療分野への応用が期待されています。
最近のニュースでは、に国立成育医療研究センターのグループがiPS細胞を使って、眼の網膜から脳に情報を伝える細胞である「網膜神経節細胞」を世界で初めて作り出すことに成功しました。
この成功は、緑内障などの新たな治療法の開発につながる可能性があると注目されます。
国立成育医療研究センターのグループではヒトのiPS細胞に特殊なタンパク質を加えて培養し、長さ1センチから2センチほどの軸索構造を持つ神経細胞である「網膜神経節細胞」を世界で初めて作り出すことに成功しました。この「網膜神経節細胞」は、目の網膜から脳に情報を伝える細胞で、実際に細胞から伸びた軸索の中を電気的な信号が伝わる様子も確認できています。
緑内障など失明の原因にもなる目の病気の新たな治療法の開発につながる可能性があるとしています。
患者からこの細胞を作れば、なぜ病気が起きるのか、どういう薬が効くのかを効率的に調べることができる。また、遠い将来には細胞を移植して失明した人を治すこともできるようになるのではないかという期待まであります。