<写真はPFMルーム(ペイシェント・フロー・マネジメントルーム)
相談ブースはすりガラスのパーテーションでプライバシー保護&開放感>
治療効果を高める病院づくり、東海大学医学部付属病院
日本初 ペイシェント・フロー・マネジメント導入病院が2006年1月5日オープンする。
東海大学医学部付属病院は、新病院の建築工事を2005年9月完了した。11月12日に竣工式が行われた。
新病院の基本理念は、「創造する病院」。
(1) 総合的な医学・医療教育の充実
(2) 高度先進医療の提供
(3) 豊かな患者満足度
以上3点の推進を図り、「どこにもない病院」をつくり、日本初の「ペイシェント・フロー・マネジメント」を導入し、入院前から患者にかかわる情報を医療スタッフが十分把握し、看護計画を立て、さらに治療効果を高める病院を目指す。
(医療経済情報紙より抜粋)
PFM(Patient Flow Management)は、一般には、入退院管理システムで、センターで中央病床管理を行い病床の効率的な運用を図るシステム。入院待ちの期間ができるだけ短くできるようするなどの調整を行う。
このPFMシステムはいわゆる患者の流れを向上させるシステムで、東海大が独自開発したオリジナルシステム。米
国では退院計画に力を入れているが、東海大では入院前から患者が安心して医療を受けられるよう支援していくという。
このシステムは、看護、医療連携、医療相談、在宅医療から構成。看護師、ソーシャルワーカーなどで対応する。
現病院でも、PFMが一部行われているが、新病院開院とともに、本格的に稼働する。短期入院手術センターでも、同様の取り組みを行う。