日本では、女性の役職を増やしてというようなことが言われています。
役職がつくと、それだけ職場での責任ということも大きくなってくるわけですが、女性を上司にもつという方も増えてくるのではないかと思います。
アメリカのテキサス大学での研究報告によると、女性が職場で上司になると、うつ症状の可能性が高くなるという結果がでています。
役職とうつ病の関係を示したもので、役職がある立場になると、それがうつ病の原因になるということではありませんし、アメリカ社会と日本社会では違うので、一概にはそのまま日本にあてはめることはできないと思いますが、興味ある報告です。
男性では、仕事上、雇用や解雇、給与への影響力といった権限をもつ人のほうが、権限がない人に比べてうつ症状が少なかったが、女性の場合は逆で、権限を持った人の女性のほうが、権限がない女性に比べて、うつ症状が有意に多いという結果になっています。
役職、権限がある者となると、どうしても決断力があり自信に満ち溢れた強いリーダーというイメージがありますが、そうなると逆に女性らしくないという否定的な見方を周りにされることもその原因ではないかとしています。
その点では、欧米よりも日本のほうがもっとその傾向があるのかもしれません。
参考 :
<原文>