最近の米国の研究により、気温の上昇や天候パターンの変化によって、人類の健康リスクが遠からず悪化する可能性があり、クリーンエネルギーへの移行にかかるコストより、健康への利益の方が10倍の価値があるという研究報告が出されています。
http://consumer.healthday.com/respiratory-and-allergy-information-2/asthma-news-47/health-woes-to-intensify-because-of-climate-change-study-warns-691994.html
特に、呼吸器疾患や感染症、さらには精神的な面での健康問題が出てくることが懸念されています。
次のようなことが懸念されています。
*気候変動による大雨により、水を媒介とする感染症が増え、蚊やダニが増え、マラリア等が増え感染症拡大につながる。
日本におけるデング熱も、この走りかもしれません。
*地球温暖化により、花粉症のアレルゲンとなる花の開花が増え、喘息やCOPD等の呼吸器疾患・アレルギーが悪化する。
*温暖化と砂漠化・病害により食料の生産量が減り、食料不足となり飢餓が増加する。
*気候変動による災害や外傷後ストレス障害が増え、鬱になる人や不安をもつ人が増え、精神的健康が悪化する。
一方、これとは別に、緑豊かな地域に住む妊婦は、早産児や低出生体重児を産む可能性が低く、健康な乳児が生まれる可能性が高いという報告もあります。
超早産(30週前)リスクが20%低く、中等度の早産(30~36週)リスクが13%低かった。
緑が豊かな方が、住民は人づきあいの機会が増え、帰属意識が高まり、ストレスや抑うつの軽減に役立つ可能性があるとしています。
現代社会に生きる人間といえども、本来は自然の中で生きる動物の1種だということでしょう。
気候変動にしろ、緑の件にしろ、周りの自然環境が人体に及ぼす影響は、少なくないということが言えるのかもしれません。