みなさんは、病院やクリニックに行ってお薬が処方されると、処方箋をもって薬局にいかれると思いますが、その時に
「お薬手帳」を提出します。
その時、どのような形態のお薬手帳を出しているかというと、冊子形式のものが多いかと思います。
厚生労働省では、お薬手帳の電子化を進めており、2015年までに全薬局の30%を目標にしているようですが、まだそれほど普及しているような感じはしません。
電子お薬手帳の場合は、薬局で
「電子お薬手帳」のカードを渡していて、薬局に設置されているパソコンで内容が表示できるようになっています。
レセプトコンピューターから服薬情報が出力され、個人IDと紐づけられた服薬情報が確認され、患者と薬剤師が入力された服薬情報等を共有していくことになります。
患者側も、
PCはもちろん、iPad、iPhone、スマートフォン等から利用できるようになっています。
レセプトコンピューターや薬歴システムのデーターとリンクさせ、スマートフォンやタブレットにも対応するシステムが理想で、国が進めている施策ということであれば、今後何等かの形で、診療報酬評価という名目のもと、加算がされていくことになるでしょう。
今後、薬局は、単なる出された処方箋に基づき薬を処方するといったことにとどまらず、地域に密着した総合的な健康情報拠点としての役割を担っていかなければなりません。
薬局は、地域の健康支援や相談役としての役割があり、食生活や生活習慣、心のケアや介護、OTC・サプリメント・健康食品やコスメといった幅広い情報提供や相談ができ、適切な受診勧奨ができることが求められます。在宅医療に関連する問題も取り扱うといったこともでてくるでしょう。
国は医療情報連携ネットワークの全国展開の中で、お薬手帳電子化の有用性の普及・啓発等を重要視しています。
さらには、医薬品や健康に関する個人の情報を電子的に一元管理するいわゆる「eかかりつけ薬局」構想の検討に着手していくことになっています。
そのためにも、電子お薬手帳の普及は必要不可欠とされています。
現在、電子お薬手帳の試みが各地で行われていますが、全国的に統一されているわけではありません。引っ越したり、かかりつけ薬局を変えると、システムが違ってしまったりもします。このようなところをどうやって統一していくかということが、今後のネックになっていきそうです。