デング熱が拡がりを見せています。
代々木公園でのデング熱感染者が増え、しかも新宿公園からも、また代々木公園にも新宿公園にも行っていない人の感染もみつかりました。
国内感染については69年ぶりといって言われていますが、昨年も一昨年も熱帯~亜熱帯地域へ渡航した人もいるでしょうし、それでデング熱に感染した人もいるでしょう。そして今年のような感染経路をたどったケースもあるのではないかと思います。
デング熱は毎年200名前後報告されているわけですから、69年ぶりというのはどの程度信憑性があるのか疑問に思います。
もし、今年になって症状が出てる患者がいるということであれば、デング熱ウイルスのDNA型が変化し、感染したときに症状が現れる人が増えていたり、症状がより重くなる人も出てきている傾向があるのかも知れないので、慎重に検証しても良いのかもしれません。
物事といのは、ある事態が起こった時に、これから起こり得る危険・リスクというものを推測する想像力というのも大切ではないかと思います。
デング熱で起きたのだとすれば、当然同じ蚊を媒体として感染を広げる感染症も、同じように日本国内で拡がる可能性も考えておかなければなりません。
蚊によって感染するもので、かつ日本でも輸入感染症の症例があるものとしては、マラリアや西ナイル熱があります。
特にマラリアは、エイズ、結核と並ぶ世界三大感染症のひとつであり、1999年に施行された感染症法では、マラリアは届出が義務づけられた4類感染症になっています。
社会がグローバル化して海外渡航者が増え、当然マラリアに感染して日本に帰国する方の確率も上がってきます。そして感染した人がもし日本で蚊(ハマダラカ)に刺されると、その蚊は新しいキャリアになります。そして新たにキャリアになった蚊が、人に吸血すると、その際唾液を吐き出して、マラリア感染が起きる可能性が理論上十分に考えられます。
デング熱だけでなく、マラリアなどに関しても、キャリアとなった蚊によって感染が拡がるリスクがあるということを今回の一連のデング熱騒動が証明していると言えるのではないかと思います。