薬学教育6年制がいわれている中、薬剤師の一般用医薬品についての知識が問われています。
日本ではOTCハンドブックなどの書籍がありますが、米国では、14版を重ねている「非処方せん薬ハンドブック」(米国薬剤師会刊) があり、これは、製薬企業や連邦政府の援助なしに、米国薬剤師会が独自に発行アップデートを重ねています。
内容は、「ヘルスケアにおける薬剤師の役割」の章に始まり、OTCの各論に至るまで、エビデンスに基づいた記載が行われており、世界的規模でのスタンダード、教材としてその地位を維持させていきたいとの想いで作成されています。
最近、厚労省の医薬品販売制度改正検討部会で米国のOTC薬販売事情が参考にされていますが、米国では、薬剤師以外は医薬品の説明などをしてはならないと、法律で定められているそうです。OTC薬販売は完全に自由化されている米国ですが、薬剤師がそれぞれ責任と自覚をもってこういた「非処方せん薬ハンドブック」などで日頃から勉強しているという背景がうかがえます。