血はどうして赤いのかは、好奇心旺盛であれば小学生でも知っているようなクイズです。
ヘモグロビンの色で、ヘモグロビンが鉄イオンとくっついて錯体を作っているのが赤くなっているものですが、ああそういえば、中学や高校の生物の時間かなんかに聞いたことあるなと思い出されることでしょう。
ところが、漢方で説明するとなると、なかなか難しいものです。
もともと漢方自体が、いろいろな事象をこじつけてあてはめているようなところがあります。ではどういったような説明になっているのでしょうか。
他にも説があるかもしれませんが、調べられたものとしては、次のような説明がありました。
昔の漢方の書である『素問』には『心は血脈をつかさどる』との記載があります。
心とは、肝・心・脾・肺・腎の五臓の心で、心つまり心臓は、全身の血脈に血を送り出す働きを担うとされています。
血の生成は、脾からの水穀の精気と、肺の呼吸により取り込まれた清気が結びついた営気が、津液(水分)を取り込み、営血を作り出すとされています。その際に『君火』と呼ばれる心の熱気がありこれにより営血という赤い液体になるとされています。
この営血を作り出す心の熱作用を、心の赤化作用と言ったりするようです。