法文に出てくるニュアンスが似た言葉
●「関する」と「係る」
法文を読むと「関する」お「係る」という2つの言葉がでてきます。
この2つに違いはあるのでしょうか。
実をいうとあまりはっきりはしていないそうです。
ニュアンスで使い分けされているもので、あまり厳密に考える必要もないようです。
強いていうのであれば、「係る」は「関する」よりも直接的な関係にある場合に使われることが多いようで、「関する」としたほうが、関連事項も含めて広く捉えられるというところがあるようです。
●「相当な理由」と「正当な理由」
「相当な理由」と「正当な理由」を比較すると、「正当な理由」の方が、より納得出来る強い理由という意味合いがあります。
法律用語は、慣れていないとなかなか難しいものです。
またその違いや使い分け、ニュアンスを汲み取るのは難しい。
●「以降」と「以後」
「以降」も「以後」、どちらも「今を含めて今後」という意味です。
しかし、「以降」は定期的にずっとというニュアンスが含まれていて、「以後」は「これからずっと」というニュアンスがあります。
「これ以降も、ご入金よろしくお願いします。」
「これ以後も、どうぞよろしくお願いいたします。」
この微妙なニュアンスの違いがあるそうです。