自動体外式除細動器(AED)の適正配置に関するガイドラインが公表されています。
2011年には、全国で38万台を超える販売となっているAEDですが、これは世界的にみると人口あたりで米国を抜きトップとなっています。
しかし、市民により目撃された心原性心停止患者のうちAEDで電気ショックが実施されたのは3%にとどまってます。
これを踏まえ、具体的な設置・管理基準がまとめられています。
○AEDの設置が推奨される施設の具体例
*駅・空港
*旅客機、長距離列車・長距離旅客船等の長距離輸送機関
*スポーツジム及びスポーツ関連施設
*デパート・スーパー・飲食店などを含む大規模な商業施設
*多数集客施設
*市役所、公民館、市民会館等の比較的規模の大きな公共施設
*交番、消防署等の人口密集地域にある公共施設
*高齢者のための介護・福祉施設
*学校(小学校、中学校、高等学校、大学、専門学校等)
*会社、工場、作業場
*遊興施設
*大規模なホテル・コンベンション
*その他
一時的救命処置の効果的実施が求められるサービス
島しょ部及び山間部等の遠隔地・過疎地・山岳地域など、
救急隊や医療の提供まで時間を要する場所
う~ん、自宅以外、住宅地や個人商店以外のほとんどの場所っている感じがします。
AEDの除細動は、1分遅れると社会復帰率が9%減少し、AEDの設置密度を4倍にすると社会復帰率も4倍になるという結果になっています。
次のようなことが必要になってきます。
*心停止から5分以内に除細動が可能な配置
高層ビルでは各階に設置など
*わかりやすい場所
*誰でもアクセスできる
鍵をかけない、常に使用できる人がいる
*心停止のリスクのある場所
運動場や体育館等
*AED配置場所の周知
*壊れにくく管理しやすい環境
ガイドラインでは、非医療従事者によるAEDの使用を促すための入門講習の例が、45分タイプと90分タイプの2通り示されています。
非医療従事者に対する教育というソフト面も重要な気がします。
学校教育でも、細かい歴史や複雑な物理計算をやらせるのであれば、もっとパソコンの使い方、ビジネスのやり方、ネットの効率的な利用法、社会福祉のしくみ、AEDの使い方、応急処置のやり方、正しい薬の飲み方、消火器の使い方など、実生活に役立つようなことを教えたほうが良い感じがします。
自動体外式除細動器(AED)の適正配置に関するガイドラインの公表について
(別添)AEDの適正配置に関するガイドライン(PDF:1,040KB)
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