日本では、土用の丑の日とくれば、暑い時期を乗り切る栄養をつけるためにスタミナ食のウナギを食べる習慣が古くからあります。
平賀源内が売り上げが伸びず困っている鰻屋に、「本日土用丑の日」と看板を書いたのがはじまりだという説もあります。
非常に美味しいウナギですが、最近気になるニュースがあります。
ニホンウナギがIUCN国際自然保護連合でレッドリスト(絶滅危惧種)に載せるかどうか検討されているというニュースで、レッドリスト自体は法的な拘束力はないが、ワシントン条約に大きな影響力があります。
従って、将来的に国政取引規制となる可能性が非常に高くなってしまう可能性があるのです。
ウナギは、医食同源の中国漢方的な言い方をすると、肝と腎の働きを助けて、気と血を養い、疲労回復・老化防止・精神の疲れに効果があるとされてきました。
漢方に詳しい先生方には、釈迦に説法になってしまいますが、わかりやすくいうと、気は体の生命活動を行うエネルギー源、血は血液とそれが運ぶ栄養素といったところでしょうか。
肝は、気や血の流れを司るとされ、消化を助け運動機能と深く関係しています。腎は、水分代謝等を管理し成長発育や生殖機能と深く関係しています。
ちなみに、ウナギといえば連想される生薬が「山椒」です。
なぜウナギに「山椒」をかけて食べるのかと言いますと、ウナギに含まれている脂肪分の酸化を抑えて消化を促す作用があるからと言われています。