関節リウマチの患者は、全国で約60万人いるとされていますが、病態は明らかにされておらず、従来の検査法では3割程度の患者で早期発見が難しいとされてきました。
この関節リウマチが高い確率で確定できる検査法が京都大准教授らのグループにより開発され、公表されています。
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0069118
ガン検出のための非侵襲的なバイオマーカーとして知られている血液のmiRNA(マイクロRNA)を調べることにより確定するもので、miRNAのうち「24」と「125a-5p」という2種類が関節リウマチで増加しているいうものです。miR-24とmiR-125a- 5pの1つの役割は炎症を強くすると言われています。
miRNAは、細胞内の20~25塩基ほどのRNAで、他の遺伝子発現を調整する働きがあります。miRNAは、1000種類以上あり、細胞の発生、分化、増殖、がん化などに関与しています。
疾患との関連性としては、HIV、C型肝炎ウイルス、肺がん、大腸がん、変形性関節症、関節リウマチなどとの関連性がいろいろと研究されています。
血漿・関節液miRNAのRAやOAに対するバイオマーカーとしての可能性を示すと同時に、これらの分泌miRNAの産生機序の解明に貢献し、RAやOAの病態解明や診断・治療に寄与するところが多く、関節リウマチに関与するmiRNAを制御することにより、新たな関節リウマチの治療薬ができる可能性もあるといわれています。
老化は、血漿miR-125a-5pレベルを有意に低下させましたが、各年齢集団においても、miR-125a-5pは、RA患者と健常人を区別するのに役にたちました。