災害は来ないに超したことはありませんが、特に自然災害は、いつきてもおかしくありませんし、前もって備えをしておくのは大切なことです。
南海トラフ巨大地震の対策を検討していた政府の中央防災会議は、「予知が困難であること」と「事前防災の重要性」を指摘しています。
食料や飲料水といった家庭用備蓄については、政府の目安となっていた「3日分」を改め2倍以上にあたる「1週間分以上」を求めています。
最終報告では、家庭や孤立する可能性がある自治体に次のような1週間分の備蓄を求めています。
【1週間分の備蓄】
水:2~3L/日/人(大人)、これを多めにみると21L/週/人(大人)になり、大人1人に対して、水だけで2リットル入り10本と1リットル入り1本の用意が必要になります。
食料は21食分/人で、飽きないように、レトルト食品やパンの缶詰、補助食品など多種多様に用意した方がよいとしています。1週間分だと、1人分で大きな買い物袋が満タンになる感じになります。
さらに生活用品として、カセットこんろ1台、ガスボンベ数本、簡易トイレの袋2箱(20枚入り)、電池4本、安否確認にも不可欠になった携帯電話の充電器など。
全部そろえると、1人当たり約2万5000円の出費となってしまいます。
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さて、医薬品はというと、このほど日本医師会(日医)の救急災害医療対策委員会災害医療小委員会が
『災害支援時に携行が求められる医薬品のリスト(JMAT携行医薬品リスト Ver.1.0)』をホームページ上で公開しています。これは、日本医師会災害医療チーム(JMAT)が被災後1週間以内に被災地へ支援に行く場合(初期)、準備する薬剤のリスト(指針)として”大まかな指針”という位置づけで出されています。
季節・災害の種類・感染症情報などにより、薬剤の種類及び数量は変更するなどともしています。
日医はさらに幅広く意見を集め、2年以内で改訂作業を行い、より適切なリストをつくり上げていく方針としています。
また合わせて『各学会災害時ガイドライン 抜粋(参考情報)』も掲載しています。
http://www.med.or.jp/jma/eq201103/carry/001634.html
JMAT携行医薬品リストについて
http://www.med.or.jp/jma/eq201103/carry/001628.html
JMAT携行医薬品リスト Ver.1.0 コンセプト
http://www.med.or.jp/jma/eq201103/carry/001629.html
リストはAからHまでの8セット
A)成人基本セット :
http://www.med.or.jp/jma/eq201103/carry/001630.html
B)精神科セット :
http://www.med.or.jp/jma/eq201103/carry/001631.html
薬剤の種類および数量は各自で変更調整する必要がある。
精神科専門ではないJMATが処方する場合を想定。
C) 妊婦緊急搬送キット(3セット) アフターピル3セット(必要なら警察に相談)
D) 小児科セット :
http://www.med.or.jp/jma/eq201103/carry/001632.html
E) 簡易診断セット
F) 緊急用薬剤セット(現場で迅速に処置が必要な患者のためのセット、病院搬入までのつなぎ)
G) 消毒関係
H) 特殊災害関係