米国とカナダ産牛肉の輸入再開問題で、食品安全委員会プリオン専門調査会が開かれ、両国産牛肉の安全性評価の答申案とりまとめに向けた実質審議を終え、月内予定の次回会合で総合的な安全性評価を盛り込んだ最終的な結論が出され、平成15年末から輸入が禁止されていた米国とカナダ産牛肉の輸入が12月にも再開される可能性が高まった。
調査会はこれまで、日本への輸入条件となる生後二十カ月以下で脳や脊髄などの特定危険部位(SRM)を取り除いた両国産の牛肉の安全性について議論。食肉処理前の生体牛と処理後の食肉・内臓におけるBSE(牛海綿状脳症)汚染度について総合的に審議した。
その結果、米国のBSE感染牛は日本の5~6倍程度の可能性があるが、飼育規模を考慮すると牛全体に占める割合は日本よりやや少ないとの表現を報告書に盛り込むことを確認。
牛肉や牛の内臓については、危険部位の除去などが適切に実施されれば汚染の可能性は非常に低いとの判断を示す方向となった。
米議会では牛肉貿易再開が遅いとして、日本への制裁措置発動を求める意見も出始めている。
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